打製石器の用途は?どんな風に使用していたの?
スポンサーリンク
この記事では、打製石器の用途について見ていきたいと思います。
文字だけでは、イメージが働かないので画像などを確認することで覚えやすくしていきましょう。
打製石器の種類と用途
握り槌(ハンド=アックス)
「握り槌(にぎりづち)」またの名を「ハンド=アックス」「握斧(にぎりおの)」と呼びます。
群馬県の岩宿遺跡で発見され、大きさは約9cm程。 握り槌は、獲物を殺したり、解体したり、木を切ったりするのに使用されていました。
名前の通り、手で握って使用することもあれば、木に取り付けて斧として使用することもありました。
ナイフ形石器
「ナイフ形石器」は、名前の通りナイフとして使用します。現代のナイフと同じイメージですね。
大きさは8cm程で、埼玉県の砂川遺跡から発見されています。
ナイフ形石器は、手に持って獲物の肉や皮を切り取ったり棒につけて獲物を突くための槍や投げ槍として使用していました。
尖頭器(ポイント)
「尖頭器(せんとうき)」またの名を「ポイント」と呼びます。
尖頭器も木の先頭に取り付け槍として使用されていました。ナイフ形石器は、現代で言う包丁の役割をしていたのに対し、尖頭器は狩猟道具として使用されていました。
また、ナイフ型石器は片刃に対し、尖頭器は両刃だったことも覚えておきましょう。
細石器(マイクロリス)
「 細石器」またの名を、「マイクロリス」と言います。
細石器は石刃とそれを加工したものからできています。画像の用に木にいくつも取り付け、投げ槍として使用していました。
打製石器を槍にしたもの
「ナイフ形石器」「尖頭器」「細石器」ともに槍として使用されていました。写真はそれぞれを槍として使用していたものなので、若干の違いを覚えておけば大丈夫かと思います。